
どのくらいの方がこう思っているでしょうか。
私は、つい最近までアフリカがこんなに成長しているとは思いませんでした。
この記事を読み終えた後には、

と思うはずです。それでは早速いってみましょう!
なお、以下の動画でも分かりやすく解説しているので、本記事と合わせてチェックすることがお勧めです。
この記事の内容
- アフリカの基本情報
- アフリカの急成長:リープフロッグ
- アフリカに進出する国:その先を見据えている人達
- アフリカがもたらす未来
なぜ、アフリカのことを話すのか
先に、結論を述べます。
アフリカの経済成長
- 2050年、世界の4人に1人はアフリカ人
- 東南アジアレベルまでのGDPが成長
- スマホ、新幹線、ドローンと、急激に成長
- スマホ一台でフルバンクサービス = 海の向こうでは銀行が消失
- ドローンはパラーシュート形式で医療サービス

確かに、その通りです。
今はアメリカや中国の時代です。しかし、今後、アフリカの時代が到来する可能性が高いのです。
今回調べていくととんでもないことが分かったので、共有させていただきます。

アフリカの基本情報
アフリカの基本情報として、以下の四つを抑えておきましょう。
アフリカの基本情報
- 大きい
- 涼しい
- 若い
- 人口が多い
基本情報①:大きい
アフリカはメルカトル図法上、あの大きさなので、
実際の大きさは、18カ国(中国、アメリカ、インド、メキシコ、ペルー、フランス、スペイン、パプア・ニューギニア、スウェーデン、日本、ドイツ、ノルウェー、イタリア、ニュージーランド、イギリス、ネパール、バングラディシュ、ギリシャ)の合計面積(30102平方キロメートル)とほぼ同じ(30221平方キロメートル)です。
つまり、アメリカ、中国、インド、ヨーロッパ、日本、を全て入れてしまうほどの大きさがあります。
基本情報②:涼しい
アフリカは、私たちが想像しているよりも涼しい気候でした。
例えば赤道直下にあるケニア、1年間の平均気温が10〜28度です。快適すぎる気候です。
基本情報③:若い
アフリカの中位年齢がなんと21歳です。
中位年齢とは
中位年齢:人口を年齢順に並べ,その中央で全人口を2等分する境界点にある年齢のこと
ちなみに、日本と比較してみますと、日本の中位年齢は48歳です。
アフリカは21歳を中心とした国、エネルギーに溢れています。
なぜ若い人たちが多いのかというと、医療レベルと食糧レベルが上がったからですね。
テクノロジーや物流の進化によって、世界の貧困レベルが改善されつつあります。
基本情報④:人口が多い
2021年の世界人口:78憶7500万人に対して、現在のアフリカの人口は約12.16億人です。
これが2050年、世界の人口は97億人、アフリカの人口は約12.16億人から約25億人なると想定されています。
つまり、世界で4人に1人はアフリカ人になる、そんな未来がやってきます。

余談:主要国エリア

アフリカは、50以上の国がありますが、私はそれらを「アフリカ」と一括りにしていました。
さらに、今回紹介するアフリカの主要国を四つだけ覚えてください!
主要国4選
- エジプト (北)
- 南アフリカ (南)
- ナイジェリア(西)
- ケニア (東)
余談の中の余談ですが、ケニアナイロビには今新幹線通っています。
アフリカの急成長
アフリカの南アフリカやナイジェリアが人口規模と一人当たりのGDPで東南アジアの国と並び始めています。
東南アジアおよびサブサハラアフリカのGDP上位7か国(2018年)の比較
タイやフィリピンとGDPが並んできています。
東南アジアも相当成長しているのに、それらの国と肩を並べつつあります。
日本は90年代をピークを完全にピークアウトし、現在のピークを迎えているのは中国、その後にこれからピークを迎えるのはインド、その後に迎えるのがアフリカと言われています。

なぜこの流れになるのかと言うと、人口のバランスです。
人口動態で、人口ボーナスがかかるため、
この国が来る、この国が廃れる、というのは決まっています。

また、リープフロッグしている国をうまく観察すれば世界の未来も見えてきます。
リープフロッグとは
技術などが段階を飛び越えて一気に進展する変化の形態
簡単に言うと、経済が急成長することです。
ケニアのモバイルマネー
アフリカでは電力が半分以上通っておらず、アフリカは非常に大きいので、発展していないところあれば、発展しているところもあります。

それが、今リープフロッグしている、ケニアのモバイルマネーです。
現在、アフリカに住んでいる成人のほとんどの方がスマホを利用しています。


その方法は、ソーラーパネルの利用して、利用して充電しています。
アフリカを侮る日本人が知らない超激変のリアル -ソーラーパネル-
話しが逸れたので、話しを戻します。そして今、ケニアで爆発的に売れているのが中国製の安いスマホ(M-KOPA)です。
結論から言うと、このスマホがあれば銀行がいりません。
なぜなら、このスマホの中にM-PESAというサービスがあるからです。
M-PESAとは
- ローン
- 決済
- 送金
- 現金化
上記のことができるサービス = フルバンクサービス
詳しく説明していきますが、少し長いので飛ばしてもOKです。
M-PESAを使用することで、モバイル決済ができ、送金ができます。
M-PESAはさらに優れた点があり、
通話料を払った先でチャージでき、送金もできて、その上で現金化もできます。
ayuto私の含め、多くの方はチャージしたら現金化できないと思っていませんか?例えば、Suicaにチャージしたお金を現金化しようとしたことありますか?
よく考えてみるとおかしな話です。
お金を入れたのに、そこから現金化できない、私は今日この時まで何も疑問に思いませんでした。
M-PESAとは、M-PESAの中で決済情報が残り、誰にいくら送金したかがわかり、どれくらい現金化したのか、というデータが取れます。
このようなデータが取れると、この人は優良な顧客かどうか判断することができます。
ayuto優良な顧客であると証明できたら何ができるでしょうか?そうなんです。
スマホでローンができます。
お金を貸すことができます。
ローン、決済、送金、現金化、これをフルバンクサービスと呼びます。
つまり、スマホ一つで、銀行が完全に消滅する時代がもうそこまで来ています。
いや、M-PESAは、銀行口座不要の決算、送金、現金化、ローンが可能なサービスなので、
もうすでに、海の向こうでは銀行が消えていました。
送金する方法は、国民番号6桁をマイナンバーに紐付けてスマホで送金しています。
ケニアのホームレスは今、どうやってお金を貰っていると思いますか?
6桁の番号を持って立っています。
「ここにM-PESAで送金してくれ!」って、
今は、空き缶にお金じゃないんです。
ドローンでの輸送
次にドローンでの輸送についてお話しします。
「日本でドローンを買いました!」って言っても、ドローン飛ばすのに許可が必要です。
200g以上のドローンを飛ばすときに航空法により禁止されている項目
- 地上又は水面から高さ150m以上の空域
- 人口集中地区の上空
- 空港周辺の空域
200g以下のドローンを飛ばすときに航空法により禁止されている項目
- 200g以下の小型ドローンは「小型無人機等飛行禁止法」が適用となり、国が指定した場所周辺でドローンを飛ばす場合は、事前にドローン飛行の許可を取るために警察署への通報書が必要です。
日本でドローンを飛ばそうとしたとき、禁止事項や非常に面倒な手続きがあることがわかります。

アフリカはなんと、ドローンを飛ばし放題なんです。ドローンの規制がありません。
今のアフリカのドローンは、固定翼式ドローンです。見た目が完全に飛行機です。
このドローンが目的地へ一直線に飛びます。
目的地の上でパラーシュート形式で物を落とします。


そうなんです。医療サービスとして、米国の救命ベンチャー「Zipline(ジップライン)」が提供するドローンがアフリカでは使用されています。
凄くないですか?
アフリカへの進出

さらにもう一つ重要なことが、先程のドローンの話にもあった、「アフリカにはドローンの規制がない」ということです。
頭の良いアメリカ人は、ドローン規制のためアメリカでは実用化できないサービスをアフリカで実現させようと考えています。
そしてアフリカで事業を軌道に乗せ、さらにはデータを取り、アメリカのドローン規制がなくなったと同時に自国に持ち込む、という考え方です。
つまり、

アメリカの規制が無くなった瞬間にアフリカのサービスを全て持ち込んで売る、そういう考え方です。

大丈夫です。今このことを知っているかと知らないかは、大きな差です。
もっと言えば、中国もまたアフリカを抑えています。
ケニアの新幹線やM-KOPAも中国製です。
なぜここまで中国が本気なのか、その理由は、二つあります。
アフリカを抑える理由
- 数多の資源の確保
- 国際世論の確保
アフリカの国土が非常に大きいため、資源、レアメタルが取れます。
資源を抑えるには、鉄道を開発して中国が開発できる、そういう土地にしていこう、という狙いがあると言われています。
二つ目の理由の国際世論ですが、

答えは、54ヵ国です。
国連で54票確保することがどれだけすごいか、私には想像できませんが、仮に54ヵ国と友好的になれたら世界が中国の思うままになってしまうな、ということは理解できます。
例えば、中国は台湾のことを国家として認めていません。
中国は、
「うちと取引するなら台湾を国家と認めないでください!」
というやり方をしています。

中国は2050年を見据えて、巨額の投資をして、新幹線からスマホから、アフリカの市場を抑えています。


それぞれの国によってサービスの進み具合が違うため、未来を見るとは、他の国の動向に 着目する考え方が必要ですね。
まとめ:アフリカから未来を知ろう!

ずっとサハラ砂漠のような、貧しい地域だと思っていると、痛い目をみます。
アフリカの経済成長
- 2050年、世界の4人に1人はアフリカ人
- 東南アジアレベルまでのGDPが成長
- スマホ、新幹線、ドローンと、急激に成長
- スマホ一台でフルバンクサービス = 海の向こうでは銀行が消失
- ドローンはパラーシュート形式で医療サービス
アフリカは、54ヵ国もあり、今後アフリカを制する国は世界を制すると言っても過言ではないでしょう。
未来を見据えている人は、もうここまで見ていました。
私自身、もっと未来のことを知る必要があると思いました。
最後までブログを読んでいただきありがとうございました。ではまた!